住宅・集合住宅・病院・高齢者施設の設計 ,住まい教育

関大前の家


竣工年 1987年
所在地 大阪府吹田市
面 積 268.00㎡
構 造 RC造 
規 模 地下1階地上2階

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住宅について

「住宅」では、みなさんが住まいづくりをするにあたって知りたい情報をできるだけ集めてみました。
快適な住宅の実例。いくらかかるか。誰に頼めばいいのか。どのように頼めばよいのか。何をしてくれるのか。そのようなみなさんの疑問にお答えしたいと思います。

住まいの設計で大切なのは、周辺の自然や道路、隣地の建物など全ての条件を見極めたうえで最も快適な空間を構成することです。
人が暮らして楽しいと感じる家づくりを提案します。

設計で大切なのは、奇抜さねらった外観デザインではなく、敷地条件とクライアント(建築主)の希望を最大限に生かした空間のためのしっかりとしたフレームをつくることです。

建築主と建築家がお互いの価値観や経験をもとに話し合い、刺激し合うプロセスの中から自分たちに合った理想の住まいが生まれます。住まいは、建物ができた時点で完成というわけではなく、住み手が暮らしながら工夫し創りあげてゆく部分が大きいと思います。

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私の住みたい住宅


住む人の世界を広げるような家

人生において人の性格や生き方を変えるものがあるとすればそれは人との出会いに他なりません。より豊かな人生の”出会いの場”として、この住宅を設計しました。
そもそも近代の日本の家屋は「人をもてなす」機能を備えていましたが、現代の家屋からは次第に茶室や応接間などが排除され、「個人・家族が住まう」機能のみの偏ったものになってしまいました。
狭い日常生活の殻を打ち破るようなカーニバル空間としてこの家を思いきり楽しみ、人との交流によって自分の世界をどんどん広げていければ幸せです。
わが家では、シェフをお招きしてのお菓子やワインのセミナーなど、いろいろな企画に挑戦しています。

自然を感じる家

建築を設計するにあたってもっとも大切と考えているのは、自然をどのように建築の中に取り込むかということです。
自然が人間の心に与える偉大な力を最大限に生かすことが快適でくつろげる建築をつくるポイントです。

朝日、夕日を感じること。
雨、風を感じること。
時間の変化、季節の変化を感じること。

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住宅のコスト

工事費の坪単価の目安
私の事務所では、木造住宅の場合は坪55万円~,鉄筋コンクリート造の場合は坪70万円~です。トータル工事費にすると、木造の場合1,800万円~4,500万円がほとんどですが、中でも2,500万円前後が多くなっています。
鉄筋コンクリート造の場合は、2,800万円~8,000万円ですが、4,500万円前後が中心です。

工事費の内訳に注意
よく非常に安い坪単価を聞くことがありますが、どこまでを含んでいるのかを確認することが重要です。
よくある別途工事(工事費に含まれていない項目)をあげてみます。

・上下水道の引込み工事、及び負担金
・エアコン等の冷暖房工事
・照明器具工事
・システムキッチン工事
・外構工事

住宅のコスト
新しく家を建てる場合、建築工事費以外に工事費の2割程度の予算をたてておく必要があります。
建築設計・監理料(工事費の10%程度),税金,金利,引越料,家具購入費等。

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住宅を建てるにあたって  ーハウスメーカー、工務店、建築家の特徴

ハウスメーカー
セキスイ,三井,住友林業等の新聞広告によくでている住宅メーカーです。特徴としては、住宅展示場にモデルハウスがあり、実物を見ることができます。
営業マンやコーディネーターが要領よく応対してくれます。使用する住宅パーツが決まっていて選ぶのが簡略です。
したがって、特に住宅に対して強い思い入れを持たずに、ほどほどの住宅を安心して購入したい方には適しています。ただし、敷地の形状が狭いとか、変型しているとか、段差があるとか、北向きであるとかの特殊な場合、また住まいに対する要求が特殊な場合には、あまりお勧めできません。モデルプランに近い形で購入されるのがお得です。

工 務 店
昔は、ほとんどの家が出入りの庭師や大工さんがいました。そのように地域には顔なじみの工務店があったものです。もし、知り合いの工務店さんがいて、特に住宅に対して特殊な要求がなければ、今まで通りの工法で安心して任せられます。そのような方には工務店さんをお勧めします。

建 築 家
建築家は、いろいろな人がいますので、その特徴を一言で表現することはできません。木の自然素材を生かす方、美しいデザインを得意とする方、コンクリート打放しの住宅をつくる方、自然の中につくるのが上手な方。またこれは残念なことですが形態だけにこだわって住まいの快適さを無視する方もいます。ただ言えることは、敷地条件、住まい手の特殊な要求に対して時間をかけて相談にのってくれ、解決案を出す力では優れています。問題は、いろいろな建築家の中で誰に頼むのかが難しいことです。

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住宅設計依頼の方法

基本計画
敷地条件、建築主の要求、予算等から数回の打合せで1/100の平面図、立面図、断面図、イメージ図を作成します。

基本設計
決定した基本計画にもとづき、ドア・サッシの仕様、各部の仕上げ、システムキッチン、浴槽等設備機器、照明計画等を検討し、1/50図面を作成します。

実施設計
基本設計に基づき、見積り用、及び工事用の図面を作成します。

確認申請
役所に必要な手続きを行ないます。

工事発注
数社の工務店に工事見積りを依頼する。見積書をチェックし建築主に報告。工務店の選定のアドバイスをします。

工事監理
工事期間中、設計内容を工務店に正確に伝えるため、毎週打合せを現場にて行います。

依頼方法
様々な場合があると思いますが、私たちの場合の一般的な例を紹介させていただきます。
事務所にお電話いただき、一度事務所に来ていただきます。御希望をお聞きし、こちらの仕事内容について御説明します。
当事務所の仕事内容が気に入っていただけましたら、設計、監理契約を結び、基本計画、設計と打合せを続けます。

設 計 料
建築工事費の10%程度となります。(実際には15%の建築家もいます。)